最近、WebサイトやSNSで見かける「.webp」という拡張子の画像。
「これって普通の画像とどう違うの?」と思ったことはありませんか?
WebP(ウェッピー)は、Googleが開発した新しい画像形式で、「高画質なのに軽い」という特徴から、今や多くのWebメディアで使われています。
この記事では、WebPの仕組みや特徴、使いどころまでをやさしく解説。
JPGやPNGとの違いも比較しながら、初心者でもわかりやすくご紹介します!
🔸 WebP形式とは?
読み方と正式名称
「ウェッピー」と読みます。
正式には Web Picture format(WebP) の略で、Web向けに最適化された画像形式です。
いつ・誰が開発したの?
WebPは、Googleが2010年に開発しました。
より軽くて高品質な画像をWebに表示させることを目的としています。
簡単な仕組み(圧縮タイプ/ラスター形式)
WebPは、ラスター形式(ピクセルベース)の画像で、
可逆圧縮と非可逆圧縮の両方に対応しているのが特徴です。
つまり、「画質を保ちたいとき」と「容量を軽くしたいとき」で使い分けができる便利な形式です。
🔸 WebPのメリットとデメリット
メリット
✅ 画質を保ちつつファイルが軽い!
JPGよりも約25〜35%軽くできるのに、画質はほとんど劣化しません。
✅ 背景透過やアニメにも対応!
PNGのような透過や、GIFのようなアニメーションも可能です。
✅ Web表示が高速になる
軽量なので、ページの読み込みスピードがアップします。
デメリット
⚠ 古いアプリやブラウザでは表示できないことがある
一部の画像ビューワーや編集ソフトでは非対応の場合も。
⚠ ファイルを開くには対応ソフトが必要
Windows標準のペイントなどではうまく扱えないケースもあります。
⚠ 印刷には不向きな場合も
Web向けの最適化形式なので、印刷用データには向かないことがあります。
🔸 WebP形式はこんなときに使おう!【おすすめ用途】
✔ Webサイトの画像表示に
ページ表示を速くしたいならWebPが最適!
✔ ブログ・SNS用の画像に
ファイルサイズを抑えつつ、きれいな写真やイラストをアップできます。
✔ アイコンや背景透過画像にも
PNGの代替として、透明画像を軽く表示したいときに便利。
✔ GIFアニメの代わりに
WebPなら、より高画質で軽いアニメーションが作れます。
🔸 WebPと他の拡張子の違いは?【比較でわかる特徴】
WebPとJPGの違い
項目 | WebP | JPG |
---|---|---|
圧縮方式 | 非可逆/可逆 両方に対応 | 非可逆のみ |
画質 | 高画質かつ軽量 | 軽いが繰り返し保存で劣化 |
背景透過 | ✅ できる | ❌ できない |
対応状況 | △ 一部非対応ソフトあり | ◎ ほぼ全アプリ対応 |
WebPとPNGの違い
項目 | WebP | PNG |
---|---|---|
圧縮方式 | 可逆/非可逆の選択可 | 可逆のみ |
ファイルサイズ | 軽い | 重い |
背景透過 | ✅ できる | ✅ できる |
アニメ対応 | ✅ 対応 | ❌ 非対応 |
🔸 知っておきたいWebPの注意点・豆知識
📂 対応アプリやOSを確認しよう
一部の古いアプリケーションやブラウザでは、WebPが開けないことがあります。
最近のバージョンなら問題なし!
🖼 保存するときは「WebPに対応したソフト」で
Photoshopや一部のオンラインツールでは、プラグインや追加設定が必要です。
🖨 印刷や業務データにはTIFFなどを使おう
WebPはあくまでWeb向け。高解像度の印刷には他形式が適しています。
🔸 まとめ|WebPはこんな人・用途におすすめ!
WebPは、「画質も大事だけど、ページ表示を速くしたい」「画像をもっと軽くしたい」人にぴったりの形式です。
SNS運営者やブログ執筆者、Web制作者など、軽さと画質のバランスを重視する人におすすめ!
ただし、「印刷用途」や「古いソフトを使っている」場合は、JPGやPNGを使うほうが無難です。
コメント