インターネットを使っていると、URLの末尾に「.html」や「.htm」がついているのを見かけたことはありませんか?
これは、Webページの基本的な構造を作るために使われている「HTMLファイル」を表しています。
でも、「HTMLってプログラミングなの?」「どうやって使うの?」「CSSやJavaScriptとは何が違うの?」など、初心者には少しハードルが高く感じられるかもしれません。
この記事では、HTML形式の基礎知識から仕組み、メリット・デメリット、使いどころまでをやさしく解説します。
これからWeb制作を始めたい方や、仕組みを知っておきたい方にぴったりの内容です!
🔸 HTML形式とは?
読み方と正式名称
「エイチティーエムエル」と読みます。
正式には HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ) の略です。
いつ・誰が開発したの?
1990年代初頭に、ティム・バーナーズ=リー氏がWWW(World Wide Web)の基礎として開発しました。
以来、Webページの標準技術として世界中で使われています。
簡単な仕組み(マークアップ/テキスト形式)
HTMLは「マークアップ言語」と呼ばれる形式で、テキストファイル内に「タグ(命令)」を書き込むことで、ページの構造を定義します。
たとえば、タイトル・見出し・段落・画像・リンクなどを「<h1>」「<p>」「<img>」といったタグで指定していきます。
ブラウザがこれらを読み取って、Webページとして表示してくれるのです。
マークアップってどういう意味?
「マークアップ」とは、テキストに“意味”や“構造”を与えるための印(タグ)をつけること。
たとえば
<h1>こんにちは!</h1>
<p>これはHTMLの段落です。</p>
といったように、タグを使って文章の意味をブラウザに伝えています。
🔸 HTMLのメリットとデメリット
メリット
✅ Webページ作成の基本!
すべてのWebサイトの土台として使われています。
✅ シンプルなテキスト形式
メモ帳でも作れる軽量なファイルで、特別なソフトがなくても編集可能。
✅ 学習コストが低め
プログラミング言語とは異なり、ルールを覚えれば誰でも使えます。
デメリット
⚠ 見た目のデザインはできない
HTMLはあくまで“構造”担当。見た目を整えるにはCSSが必要です。styleタグを使えば可能ですが、CSSを使用することを推奨します。
⚠ 動きや処理を加えられない
ボタンの動作などの「動き」は、JavaScriptと組み合わせる必要があります。
⚠ 間違った記述で表示が崩れる
タグの閉じ忘れや構造ミスで、レイアウトやリンクが壊れることもあります。
🔸 HTML形式はこんなときに使おう!【おすすめ用途】
✔ ブログや企業サイト、ECサイトのページ作成
✔ オンラインポートフォリオや自己紹介ページの作成
✔ Webプログラミング学習の第一歩として
⚠ HTMLだけではデザインや動きはつけられません。CSSやJavaScriptと一緒に使うのが基本です。
🔸 HTMLと他の拡張子の違いは?【比較でわかる特徴】
項目 | HTML | CSS(デザイン) | JS(動き・処理) |
---|---|---|---|
拡張子 | .html , .htm | .css | .js |
主な役割 | ページの構造 | スタイルやレイアウト | 動作やイベント処理 |
ブラウザ表示 | ✅(直接可) | ✅(HTMLと連携) | ✅(HTMLと連携) |
🔸 知っておきたいHTMLの注意点・豆知識
🧾 「.htm」と「.html」は同じ意味!
古いWindowsで拡張子が3文字に制限されていた時代の名残で、どちらでも使えます。
🌍 インターネットでは不可欠な技術
SNSやアプリでも、裏側ではHTMLで構造が組まれていることが多いです。
🧪 学習環境は無料で始められる
メモ帳+ブラウザだけでOK!HTMLは最も手軽なWeb技術のひとつです。
🔸 まとめ|HTMLはこんな人・用途におすすめ!
HTMLは、Webページの“骨組み”を作るための基本技術です。
✅ 自分でWebページを作ってみたい
✅ デザインやプログラムにも興味がある
✅ Web業界で働きたい or 転職を考えている
そんな人にとって、HTMLは必須のスキル。
まずはシンプルなHTMLファイルを作って、ブラウザで開いてみるところから始めましょう!
「タグの意味がわかるようになると、Webの見え方が変わってくる」はずです。
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