東野圭吾 著 『サンタのおばさん』って どんな本?

東野圭吾『サンタのおばさん』 小説

『サンタのおばさん』は、東野圭吾さんが2001年に発表した絵本で、杉田比呂美さんの可愛らしいイラストが添えられています。

本作は、クリスマスを題材にした大人向けの絵本で、ジェンダーや多様性について考えさせられる内容となっています。

東野圭吾『サンタのおばさん』

『サンタのおばさん』

(文藝春秋)

2001年 11月 発売

クリスマスイブが近づくと、フィンランドの小さな村で各国のサンタクロースが集まり、恒例のサンタクロース会議が開かれます。今年の議題は、アメリカ支部のサンタクロースの後任選び。しかし、紹介された後任者はなんと女性のジェシカでした。サンタクロースは男性であるべきだという固定観念を持つ他のサンタたちは、彼女の就任に反対します。しかし、ジェシカがサンタになりたいと願う理由を語り始めると、次第に会議の雰囲気が変わっていきます。

本作は、サンタクロースという親しみやすい題材を通じて、性別や人種に対する偏見や差別を問いかける作品となっています。また、各国のサンタクロースたちの多様な姿が描かれており、読者に新たな視点を提供します。

なお、この絵本は東野圭吾さんの小説『片想い』の中で登場する架空の劇『サンタのおばさん』を実際に絵本化したものです。

『サンタのおばさん』は、クリスマスシーズンに心温まる物語を求める大人の読者におすすめの一冊です。

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