PCソフトやゲームのフォルダ内で「.cfg」という拡張子のファイルを見かけたことはありませんか?
これは、「設定ファイル(Configuration File)」を意味するCFG形式で、アプリの動作をカスタマイズしたり保存したりするのに使われています。
でも、「開いても何が書いてあるかわからない…」「削除してもいいの?」と悩む方も多いかもしれません。
この記事では、CFG形式の役割や特徴、メリットとデメリット、編集方法や注意点をわかりやすく解説します。
特にゲーマーやソフトの細かい調整をしたい方にとっては、知っておくと便利なファイル形式です!
🔸 CFG形式とは?
読み方と正式名称
「シーエフジー」と読みます。
正式には「Configuration File(構成ファイル)」の略です。
いつ・誰が作るの?
CFGファイルは、主にゲーム・ツール・アプリケーションが自動生成したり、ユーザーが手動で作成・編集することもあるファイルです。
アプリが起動時にCFGを読み取り、各種設定を適用します。
簡単な仕組み(テキストベース or バイナリ)
CFGは主にテキスト形式ですが、ソフトによっては独自形式やバイナリで構成されていることもあります。
一般的なテキスト型CFGの例
fullscreen=true
resolution=1920x1080
musicVolume=80
このように「キー=値」の形で設定内容を記述します。
🔸 CFGのメリットとデメリット
メリット
✅ 細かい設定のカスタマイズができる
ゲームやツールの動作を、通常の設定画面では変更できないレベルで調整可能です。
✅ テキストで直接編集できる場合が多い
メモ帳などのテキストエディタで編集可能。軽くて扱いやすいです。
✅ 環境ごとに設定ファイルを使い分けられる
複数のCFGを保存しておけば、用途や状況に応じて簡単に切り替えできます。
デメリット
⚠ 記述ミスで動作不良の原因に
誤った値や構文ミスがあると、ソフトが正常に起動しなくなることも。
⚠ 形式が統一されていない
アプリによって記述ルールが異なるため、編集時はマニュアル確認が必須です。
⚠ バイナリ形式だと編集不可
見た目はCFGでも、中身がバイナリ形式だとメモ帳で開いても文字化けします。
🔸 CFG形式はこんなときに使おう!【おすすめ用途】
✔ PCゲームの画質・音量などを詳細設定したいとき
解像度やエフェクトのオン/オフなど、通常の設定メニューを超える調整が可能。
✔ ツールやバッチ処理の設定を保存したいとき
実行パラメータや条件を定義しておけば、起動時に自動で読み込んでくれます。
✔ テスト環境・ユーザーごとのカスタマイズ
複数のCFGファイルを使い分けて、用途に応じた動作を切り替えることもできます。
🔸 CFGと他の拡張子の違いは?【比較でわかる特徴】
項目 | CFG(.cfg) | INI(.ini) |
---|---|---|
目的 | アプリ・ゲームの設定 | Windowsアプリの初期設定 |
構造 | 書式自由/多様 | セクション+キー形式 |
編集方法 | メモ帳 or 専用エディタ | メモ帳でOK |
読み書き頻度 | ゲームなどで頻繁 | 起動時のみ読み込み |
互換性 | アプリ依存(非統一) | 比較的共通 |
🔸 知っておきたいCFGの注意点・豆知識
📁 元ファイルはバックアップを取ろう!
編集前にコピーしておくことで、万が一不具合が起きても元に戻せます。
🛠 ソフトによって書式が違う
等号(=)だけでなく、スペースやコロンなどを使う場合もあります。公式のガイドを確認しましょう。
🔐 一部に個人設定やライセンス情報が含まれる場合も
共有や送信前には中身をチェックしましょう。
🔸 まとめ|CFGはこんな人・用途におすすめ!
CFGファイルは、「もっと細かくソフトの動作を調整したい」「ゲームの隠れ設定をいじりたい」という方にとってとても頼もしい存在です。
少し上級者向けの印象もありますが、テキストで自由にカスタマイズできる利便性は高く、うまく活用すれば設定変更の幅が広がります。
正しく扱えば、自分好みの環境に仕上げるための強力なツールになります。
CFGの中身、ぜひ一度のぞいてみてください!
コメント