東野圭吾 著 『雪煙チェイス』って どんな本?

東野圭吾『雪煙チェイス』 小説

『雪煙チェイス』は、東野圭吾によるスキー場を舞台にしたサスペンスミステリー小説です。2016年11月に刊行された本作は、大学生の脇坂竜実が身に覚えのない強盗殺人の容疑をかけられたことから始まります。彼のアリバイを証明できる唯一の人物は、新月高原スキー場で偶然出会った正体不明の美人スノーボーダー。竜実は彼女を見つけるため、長野県の里沢温泉スキー場に向かいます。

一方、警察は本庁と所轄の合同捜査を開始し、所轄の刑事・小杉と部下の白井は「本庁より先に犯人を捕らえる」べく竜実を追跡。アリバイ証明のための彼女探し、そして追手である刑事たちとの攻防が雪山で繰り広げられます。次々と明らかになる事件の真相とスリリングな展開。スキー場での緊張感とチェイスがスリル満点の推理小説です。

東野圭吾『雪煙チェイス』

『雪煙チェイス』

(実業之日本社文庫)

2016年 11月 発売

大学生の脇坂竜実は、アルバイト先で世話になっていた老人・福丸陣吉が何者かに殺害された事件で、身に覚えのない容疑をかけられます。竜実には新月高原スキー場にいたというアリバイがありましたが、それを証明してくれる人物は、スキー場で偶然出会った美人スノーボーダーだけでした。彼女の名前も素性も分からない中、竜実は彼女が「里沢温泉スキー場がホームグラウンド」と話していたことを思い出し、友人の波川省吾と共に現地へ向かいます。

その頃、所轄刑事の小杉と白井は、竜実を確保するために里沢温泉スキー場へ急行。警察内部での功績争いも絡み、本庁を出し抜こうとする所轄チームは捜査を急ぎます。一方で、里沢温泉スキー場ではゲレンデ・ウェディングの準備が進められ、多くの人々が集まっていました。

竜実はスキー場で女性を探す中、地元のパトロール隊員やインストラクターに協力を依頼し、ついに彼女らしき人物を見つけます。しかし、彼女はプロ並みの滑りで竜実をかわし、姿を消してしまいます。果たして竜実は彼女を見つけ、無実を証明できるのでしょうか?事件の背後に隠された真相と刑事たちとのスリリングな攻防が、冷えた雪山で繰り広げられます。

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