今日は何の日?6月15日は「世界高齢者虐待啓発デー」👵🌍

世界高齢者虐待啓発デーの文字 記念日解説

6月15日は「世界高齢者虐待啓発デー」🕊️

高齢者への虐待や搾取、介護放棄などの問題に光を当て、その防止と理解を広めるために国連が制定した国際的な記念日です。

少子高齢化が進む日本にとっても、決して他人事ではないこのテーマ。

高齢者一人ひとりが、安心して、尊厳を持って暮らせる社会をつくるために──

「まずは知ること」「気づくこと」が、私たちにできる大きな一歩となります。


「世界高齢者虐待啓発デー(World Elder Abuse Awareness Day)」は、2011年に国際連合が正式に定めた国際デーです。

高齢者に対する暴力・虐待・差別などが世界各地で深刻な課題となる中、国際的な取り組みとしてこの日が生まれました。

もともとは、2006年に国際高齢者権利保護ネットワーク(INPEA)とWHO(世界保健機関)が提唱した運動が始まり。

その後、国連での議論を経て、2011年12月に正式に採択され、6月15日が「世界高齢者虐待啓発デー」となりました。

この日は、すべての人が「高齢者の尊厳と安全」を守る当事者として行動することを促す大切な機会です。


高齢者虐待への取り組みが国際的に始まった2006年、最初に行動が起こされたのがこの6月15日。

世界の関係機関や団体が一斉に呼びかけを始めた日であり、のちに国連が正式に記念日としたことから、この日が選ばれました。

日本でも、厚生労働省や自治体、医療・福祉機関を中心に、この日を契機とした啓発イベントや情報提供が行われています。


身体的虐待(叩く・つねる・押しのける など)
心理的虐待(怒鳴る・無視する・脅す)
経済的虐待(年金や預金の不適切な使用)
性的虐待(性的な接触や言動の強要)
ネグレクト(介護放棄)(必要な世話をしない、放置する)

特に深刻なのは、「虐待の約7割以上が家庭内で起こっている」という現実です。

被害者が加害者に依存していたり、恥や恐れから声をあげられないケースも多く、発見が遅れることが少なくありません。


📢 相談窓口の周知活動
 → 地域包括支援センターや介護事業所などに相談先を掲示

📚 啓発イベントの開催
 → パネル展示・シンポジウム・オンラインセミナーなどで理解を深める

📸 SNSや地域紙での情報発信
 → 「#世界高齢者虐待啓発デー」で正しい知識をシェア

📝 福祉・医療関係者による注意喚起
 → 専門職による「気づき」の視点や対応策を地域に伝える

🤝 家族や身近な人と“話すこと”から始めよう
 → 高齢者との関わり方や、困っている人にできることを考える時間に


「世界高齢者虐待啓発デー」は、高齢者一人ひとりが安全と尊厳をもって暮らせる社会をつくるために、私たち全員が“見て見ぬふりをしない”姿勢を持つことを促してくれる大切な日です。

虐待は特別な場所で起こるのではなく、身近なところで静かに進行しているかもしれません。

まずは「関心を持つこと」「気づくこと」から始めてみませんか?

あなたの小さな行動が、誰かの人生を守る一歩につながるかもしれません。

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