PCやアプリを使っていて「.log」というファイルを見かけたことはありませんか?
これは、ソフトウェアやシステムが自動的に動作履歴やエラーメッセージなどを記録する「ログファイル(LOG形式)」です。
でも、「開いても英語や記号が並んでいてよくわからない…」「これって削除しても大丈夫なの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、LOG形式の役割や構造、メリット・デメリット、適切な扱い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
システムトラブル時の調査や、作業履歴の確認に役立つ知識として、ぜひチェックしてみてください!
🔸 LOG形式とは?
読み方と正式名称
「ログ」と読みます。
正式には「ログファイル(Log File)」と呼ばれ、program log(作業記録)を意味しています。
いつ・誰が作るの?
LOGファイルは、特定のアプリケーションやOS(WindowsやLinuxなど)が自動的に生成します。
ユーザーが手動で作るものではなく、「裏方で勝手に記録してくれる」ファイルです。
簡単な仕組み(プレーンテキスト形式)
LOG形式の多くはプレーンテキスト(.txt)と同じ中身でできており、日時・実行内容・エラー情報などを時系列で記録しています。
たとえば
2025-06-13 09:15:22 [INFO] アプリ起動成功
2025-06-13 09:16:01 [ERROR] ネットワーク接続失敗
こうした記録が蓄積されることで、「何が起きたか」を後から確認できるようになっています。
🔸 LOGのメリットとデメリット
メリット
✅ トラブルの原因を特定できる
エラーの発生時刻や内容が記録されており、復旧やサポート対応に役立ちます。
✅ 作業履歴が残る
システム管理や自動処理の進行状況を後から追うことができます。
✅ テキストファイルなので開きやすい
メモ帳やテキストエディタで簡単に中身を閲覧できます。
デメリット
⚠ ファイルサイズが肥大化することも
長期間放置すると何MB〜GB単位になる場合も。定期的な整理が必要です。
⚠ 意味がわかりづらい
開いても技術用語やエラーコードが並び、初心者には読みにくいことがあります。
⚠ 個人情報やパスワードが含まれる場合も
共有・公開には注意が必要です。
🔸 LOG形式はこんなときに使おう!【おすすめ用途】
✔ アプリのトラブル調査に
動作ログを確認して、どこで何が起きたかを突き止めます。
✔ サポートに情報を提供するときに
ログを添付すれば、開発者やサポートが正確に状況を把握できます。
✔ システム管理や自動処理の記録として
バッチ処理やサーバー監視などで活用されます。
🔸 LOGと他の拡張子の違いは?【比較でわかる特徴】
項目 | LOG(.log) | TXT(.txt) |
---|---|---|
中身 | 自動記録(システム系) | 手動記述(自由形式) |
目的 | 状況追跡・トラブル対応 | メモやドキュメント |
作成方法 | ソフト・OSが自動生成 | ユーザーが入力 |
内容構造 | 日時・ステータスなど | 書き方は自由 |
開き方 | テキストエディタで可 | 同上 |
🔸 知っておきたいLOGの注意点・豆知識
🧹 肥大化する前に削除・アーカイブを!
内容が不要になったログは、バックアップまたは削除してOK(ただし使用中ファイルは避ける)
🔐 パスワードや個人情報に注意!
一部のログは認証情報や環境変数などを含むことがあるため、外部送信前に確認を。
🖥 拡張子を変えればログビューアでの解析も可
CSVやTSVに変換すれば、Excelなどで読みやすくなることもあります。
🔸 まとめ|LOGはこんな人・用途におすすめ!
LOGファイルは、「ソフトがうまく動かない」「原因が知りたい」ときに真価を発揮するファイル形式です。
普段はあまり意識することがないかもしれませんが、システムの“日記帳”のような存在として重要な役割を担っています。
もし見慣れない.log
ファイルがPCにあっても、それはあなたを助ける記録かもしれません。
困ったときにはまずログを開いてみましょう!
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