Excelの 『 ! 』(エクスクラメーションマーク)とは?
Excelを使っていると、「 ! 」(エクスクラメーションマーク) を見かけることがありますよね。 「これは何の意味があるの?」と思ったことはありませんか?
実は、この 「!」 は シート名とセルを区別するための記号 なのです。 今回は、初心者の方にもわかりやすく Excelの「!」の使い方 を解説していきます!
『 ! 』の基本的な意味
Excelでは、「シート名」と「セル」を区切る ために 「!」 を使います。
例えば、「Sheet1」のA1セル を参照する場合、
=Sheet1!A1
このように、「!」を使って 「シート名」+「セル番地」 の形で指定します。
他のシートのセルを参照する方法
① 別のシートのセルを参照する
例えば、「momo」シートのB2セルを参照したいときは、
=momo!B2
このように、「!」を使って 「momo」シートのB2セル」 を指定できます。
🔹 注意点 : シート名に スペースや日本語・特殊文字 が含まれている場合は、シングルクォーテーション ' '
で囲む必要があります。
='もも'!C5
② 他のシートの範囲を参照する(SUM関数の例)
例えば、「momo」シートのA1からA10までの合計を求めたい場合、
=SUM(momo!A1:A10)
このように、「!」を使って シート名+セル範囲 を指定できます。
もし シート名が「もも」のように日本語やスペースを含む場合 は、
=SUM('もも'!A1:A10)
のように シングルクォーテーション ' '
で囲みます。
他のブック(ファイル)のデータを参照する方法
Excelでは、他のファイルのセルを参照 することもできます。
その場合、「ファイル名」「シート名」「セル番地」をすべて指定 します。
例えば、「papa.xlsx
」というExcelファイルの「mama」シートのB3セルを参照する場合、
=[papa.xlsx]mama!B3
🔹 注意点
- 他のブック(ファイル)が開いていないとエラーになる ことがある
- ファイル名に スペースや日本語・特殊文字がある場合 は、
' '
で囲む
='[ぱぱ.xlsx]まま'!B3
Excelでは他のブック(ファイル)のデータを参照する場合、ブック名(ファイル名)を []
(角カッコ)で囲む必要があります。ブック名を []
で囲むのは必須 なので、注意して使いましょう!
=[ブック名]シート名!セル番地
まとめ
- Excelでは、「シート名」と「セル」を区切る ために 「!」 を使う。
- Excelでは、他のファイルのセルを参照 する場合、「ファイル名」「シート名」「セル番地」をすべて指定 する。その際、ブック名(ファイル名)を
[]
(角カッコ)で囲む必要がある。
- スペースや日本語・特殊文字がある場合は 『
' '
』(シングルクォーテーション) で囲む。
Excelの『!』は、別のシートのセルや範囲を参照するために欠かせない記号です。この記号を正しく使えるようになると、複数のシートをまたいだ計算やデータ分析がスムーズに行えるようになります。
Excelを使うときには、ぜひ『!』を活用してみてくださいね!
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