文書ファイルの中でも、もっともシンプルで軽量なのが「.txt」形式。
パソコンやスマホでメモを取ったり、プログラムの設定ファイルとして使われたりと、意外と身近な存在です。
でも、「TXTファイルって何ができるの?」「Wordとの違いは?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、TXT形式の基本や特徴、向いている用途や注意点を、初心者にもわかりやすく解説します!
🔸 TXT形式(.txt)とは?
読み方と正式名称
TXT(テキスト)は「Text File(テキストファイル)」の略です。
「.txt」はプレーンテキスト形式とも呼ばれ、装飾なしの純粋な文字情報のみを保存します。
いつ・誰が開発したの?
TXT形式に特定の開発者はいません。
初期のコンピュータの時代から使われてきた、非常に歴史の長いファイル形式です。
WindowsでもMacでも、OS標準の「メモ帳」や「テキストエディタ」で開ける基本的な形式です。
簡単な仕組み(保存構造・特徴)
TXTファイルは、書式情報(フォントや色、サイズなど)を一切含まず、文字データだけを1行ごとに保存します。
そのため、ファイルサイズが非常に小さく、動作も軽快です。
🔸 TXTのメリットとデメリット
メリット
- 超軽量・高速
→ 装飾がないため、容量も小さく、サクサク動く - どこでも開ける
→ OS・アプリを問わず幅広く対応(Windows, Mac, Linux) - 文字だけなので扱いやすい
→ プログラムや設定ファイル、メモに最適 - 汎用性が高い
→ CSVやHTMLなど他形式のベースにも使われる
デメリット
- 書式が使えない
→ 太字・色・画像などの装飾ができない - 日本語の文字コードに注意が必要
→ 環境によって文字化けする場合がある(Shift-JIS、UTF-8など) - 情報量が限られる
→ 構造化データや画像などの埋め込みは不可
🔸 TXT形式はこんなときに使おう!【おすすめ用途】
✔ メモや下書きの保存に
✔ プログラムの設定ファイル(.iniや.confなど)に
✔ 書式不要なログや記録ファイルに
✔ 他のシステムへのデータ連携(CSV・JSONの元データなど)に
🔸 TXTと他の拡張子の違いは?【比較でわかる特徴】
比較項目 | TXT(.txt) | DOCX(.docx) |
---|---|---|
編集性 | 高い(テキストエディタで即編集) | 高い(Wordで編集) |
レイアウト | 固定されない(改行のみ) | 書式あり(段組・画像・表もOK) |
主な用途 | メモ・設定ファイル・コード | 文書作成・印刷物作成 |
対応環境 | 非常に高い(どこでも開ける) | Word系ソフトが必要 |
セキュリティ設定 | なし | あり(パスワード・制限など) |
🔸 知っておきたいTXTの注意点・豆知識
📌 注意①:装飾情報は一切含まれない
→ 改行と文字のみで構成され、フォント・色・文字サイズは保存されません。
📌 注意②:文字コードの違いで文字化けに注意
→ 特に日本語環境では、Shift-JIS・UTF-8・UTF-16などの文字コードが異なると「???」となる場合があります。
📌 注意③:重要文書の保存には不向きなことも
→ 見た目が地味で装飾が使えないため、正式な文書には向きません。
🔸 まとめ|TXTはこんな人・用途におすすめ!
TXTは、シンプルで軽く、どこでも動作する万能な「文字だけファイル」です。
構造や見た目にこだわらず、純粋に文章やデータを記録したいときにピッタリ。
📝 ちょっとしたメモ・技術的なログ・データ連携の中継役など、裏方として頼れる存在です!
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