MP4とは?最も汎用性の高い動画形式|メリット・デメリットと使い方をやさしく解説

スマホで動画を見ている女性のイラスト 雑記

動画ファイルでよく見かける「.mp4」という拡張子。

YouTubeやスマホの動画、SNS投稿など、あらゆるシーンで使われている定番の動画形式です。

でも、「MP4ってなんでこんなに使われてるの?」「他の動画形式とどう違うの?」と思ったことはありませんか?

この記事では、MP4形式の基本からメリット・デメリット、他形式との違いや最適な使い方までを初心者にもわかりやすく解説します📱🎬


読み方と正式名称

「エムピーフォー」と読みます。

正式名称は MPEG-4 Part 14 です。


いつ・誰が開発したの?

MP4は、ISO(国際標準化機構) によって2001年に規格化された動画ファイル形式です。

MPEG-4の標準規格のひとつで、音声・映像・字幕・メタデータなどを1つのファイルにまとめて格納できるのが特長です。


簡単な仕組み(非可逆圧縮/コンテナ形式)

MP4は「コンテナ形式」と呼ばれ、映像(例:H.264)と音声(例:AAC)を圧縮して格納する入れ物のような形式です。

非可逆圧縮によって高画質を保ちながら容量を大きく抑えることができます。


メリット

高画質&高圧縮率の両立
 長時間の映像でもファイルサイズを抑えて保存可能。

再生互換性が高い
 Windows、Mac、スマホ、YouTubeなど、ほぼすべての環境で対応。

映像+音声+字幕などを1ファイルにできる
 動画制作や配信に便利な構造です。


デメリット

編集にはやや不向きな場面も
 圧縮されているため、編集ソフトによっては再圧縮で画質が劣化することも。

細かい設定が難しいこともある
 コンテナ形式なので、コーデックの違いによって再生できないケースも。

可逆圧縮ではない
 一度圧縮すると、元の完全な画質・音質には戻せません。


MP4は配信や公開には最適ですが、編集を重ねる用途ではWAV(音声)やMOV(動画)などの非圧縮・可逆圧縮形式が安心です。

✅ 編集は高画質な形式で → 最終保存や公開はMP4へ変換がベスト!


📊 主な動画形式との比較表

形式圧縮方式再生互換性編集適正ファイルサイズ備考
MP4非可逆◎ 非常に高い△ 編集用ではない◎ 小さい汎用・配信向け
MOV非可逆/可逆○ Apple系に強い◎ 編集向き△ やや大きいProResなど使用可能
AVI非可逆○ Windows中心△ 古め△ 大きくなりがちレガシー形式
WEBM非可逆◎ Web向け△ 編集には不向き◎ 軽量HTML5対応、透過可能

✔ YouTubeやSNSへの動画投稿
✔ スマートフォンでの動画保存・再生
✔ 動画教材・オンライン配信
✔ ストレージ節約しながら画質も保ちたいとき

⚠ 編集作業では、プロ用コーデック(ProResなど)やMOV形式との併用が推奨されます。


🎞 コーデックに注意(H.264/H.265)
 H.265(HEVC)は高圧縮だが再生対応が限定的な場合あり。

🎧 音声はAACが主流
 AAC形式で音声を格納することで、軽くて高音質を実現。

🎥 スマホ録画もMP4が基本
 多くのカメラアプリでMP4が標準設定になっています。

🧳 USBやクラウドでの持ち運びにも最適
 軽量なので送信・保存が簡単です。


MP4は、「とにかく幅広い環境で動画を再生・共有したい人」「容量を抑えて高画質にしたい人」に最適な形式です。

編集作業には向かないケースもありますが、動画の最終保存・配信形式としての完成度は圧倒的


👉 初心者向けアドバイス

「動画はMP4にしておけばだいたいOK!編集中はMOVなどで保存しておくと安心です」


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