今日は何の日?2月28日の記念日を紹介!
2月28日は、歴史や文化、国際的な意義を持つ記念日が多数あります。
例えば、「ビスケットの日」 は、日本にビスケットが伝わった歴史を振り返る日として制定されました。
一方、台湾では「平和記念日」として、二・二八事件の犠牲者を追悼し、民主主義の大切さを考える日となっています。
また、「世界希少・難治性疾患の日」 では、難病患者の支援や研究促進が呼びかけられます。
本記事では、2月28日にまつわるさまざまな記念日を詳しく紹介します!
2月28日の記念日一覧
ビスケットの日
概要
「ビスケットの日」は、1855年(安政2年)2月28日に、水戸藩の蘭学者 柴田方庵(しばた ほうあん) が、当時の軍用食として保存食のビスケット(乾パン)の製造をオランダ人から学び、その製法を水戸藩に伝えたこと に由来する記念日です。
この記念日は、1980年(昭和55年)に 全国ビスケット協会 によって制定されました。
ビスケットの日の由来
① 1855年2月28日:柴田方庵がビスケットの製法を伝える
📜 幕末の日本では、長期保存ができる食品の必要性が高まっていた。
📜 水戸藩の蘭学者・柴田方庵が、オランダ人から「ビスケット(乾パン)」の製法を学ぶ。
📜 水戸藩にこの技術を伝え、保存食としての可能性を広めた。
💡 当時のビスケットは、現在のものとは異なり、乾パンのような硬い軍用食だった!
② 1980年:全国ビスケット協会が記念日を制定
🍪 「ビスケット」の語源は、ラテン語で「二度焼かれたもの」(bis coctus)という意味。
🍪 2月28日が、柴田方庵の功績を称える日として「ビスケットの日」に制定される。
ビスケットの種類と特徴
🍪 ハードビスケット(乾パン系)
- 保存性が高く、軍用・非常食として利用されることが多い。
- 例:乾パン、クラッカー
🍪 ソフトビスケット(甘い系)
- サクサクとした食感で、バターや砂糖を使用したものが多い。
- 例:クッキー、ショートブレッド
🍪 クリームサンドビスケット
- 2枚のビスケットにクリームやチョコレートを挟んだもの。
- 例:オレオ、ムーンライト
🍪 全粒粉・グラハムビスケット
- 健康志向の高いビスケットで、食物繊維が豊富。
- 例:ダイジェスティブビスケット
ビスケットの健康効果
🍪 エネルギー補給に最適
- 小麦粉やバターを使用しているため、手軽なエネルギー源になる。
🍪 食物繊維が豊富
- 全粒粉を使用したビスケットは腸内環境を整えるのに役立つ。
🍪 ストレス軽減&リラックス効果
- 甘いビスケットには、心を落ち着かせる効果がある。
🍪 非常食としても活躍
- 乾パンタイプのビスケットは、長期保存が可能で災害時の備えとしても◎。
ビスケットの日の楽しみ方
🎉 お気に入りのビスケットを食べる!
- 定番のビスケットや、ちょっと贅沢なものを楽しんでみる。
🎉 手作りビスケットを焼いてみる!
- バターやチョコを使ったオリジナルビスケットを作ってみるのも楽しい。
🎉 ビスケットを使ったアレンジレシピに挑戦!
- ビスケットケーキ → 砕いたビスケットと生クリームを層にするだけ。
- ビスケットサンド → ビスケットにアイスやジャムを挟んでスイーツに。
🎉 ビスケットの歴史を学ぶ
- ビスケットの起源や、日本での広まりについて調べてみるのも面白い。
まとめ
📌 2月28日は「ビスケットの日」!
📌 1855年に水戸藩の柴田方庵がオランダ人からビスケットの製法を学び、日本に伝えたのが由来。
📌 1980年に全国ビスケット協会が記念日として制定。
📌 ビスケットはエネルギー補給や非常食としても優秀。
📌 お気に入りのビスケットを楽しんだり、手作りに挑戦するのもおすすめ!
この機会に、おいしいビスケットを味わってみるのもいいですね!🍪☕✨
バカヤローの日
概要
「バカヤローの日」は、1953年(昭和28年)2月28日 に、当時の日本の首相 吉田茂 が、国会で「バカヤロー」と発言したことがきっかけで生まれた記念日です。
この発言が問題となり、結果的に 衆議院の解散(通称:バカヤロー解散) に至ったという、日本政治史の中でも特に有名な出来事の一つです。
バカヤロー解散の経緯
① 当時の政治背景
📜 1953年の日本は、朝鮮戦争(1950~1953年)の影響を受け、国内経済や外交政策に多くの課題を抱えていた。
📜 吉田茂首相(自由党)は、戦後の復興政策を進める一方で、野党や一部の与党議員との対立が深まっていた。
📜 特に、吉田首相の独裁的な政権運営に対して、批判が強まっていた。
② 問題の発言(1953年2月28日)
📜 衆議院予算委員会で、西村栄一議員(改進党)が吉田首相の政策を厳しく批判。
📜 これに対し、吉田首相は苛立ち、「バカヤロー!」と発言。
🎤 「バカヤロー!」発言が議事録に記録され、大問題に発展。
🎤 「国会の場で首相が暴言を吐いた」として、野党や一部の与党議員が反発。
③ 衆議院解散(バカヤロー解散)
📜 吉田首相の発言を受け、内閣不信任案が提出され、可決される。
📜 吉田首相はこれを受け、1953年3月14日に衆議院を解散。
📜 この解散は、「バカヤロー解散」として歴史に刻まれることに。
バカヤロー解散の影響
📌 吉田茂のリーダーシップに対する賛否が分かれた。
📌 1953年4月の衆議院選挙では、与党・自由党が議席を減らし、吉田政権は弱体化。
📌 この事件を機に、政治家の発言が国政に大きな影響を及ぼすことが再認識された。
バカヤローの日の意義
📌 政治家の言葉の重みを考える日。
📌 言葉の力が政治・社会に与える影響を振り返る機会。
📌 歴史に残る「バカヤロー解散」を知り、日本の政治史を学ぶきっかけに。
まとめ
📌 2月28日は「バカヤローの日」。
📌 1953年、吉田茂首相が国会で「バカヤロー」と発言し、大問題に発展。
📌 この発言がきっかけで「バカヤロー解散」が起こる。
📌 政治家の発言の重要性や、言葉が社会に与える影響を考える記念日。
この記念日をきっかけに、日本の政治の歴史に目を向けてみるのも面白いですね!📜⚖️
エッセイ記念日
エッセイ記念日は、フランスの哲学者・モラリストであり、エッセイストの元祖とされるミシェル・ド・モンテーニュ(Michel de Montaigne)の誕生日である2月28日にちなんで制定された記念日です。
この記念日は、木村治美エッセイストグループ(KEG)によって制定されました。
ミシェル・ド・モンテーニュとは?
モンテーニュ(1533年2月28日生まれ)は、16世紀フランスの哲学者であり、エッセイという文学形式を確立した人物として知られています。彼の主著である『随想録(エセー:Essais)』は、1580年に刊行され、自身の経験や古典からの引用をもとに、人間の生き方や社会についての考察が綴られています。この作品は、フランスのみならず、世界各国の文学や思想に大きな影響を与えました。
エッセイとは?
エッセイ(随筆)とは、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想や思索、思想をまとめた散文の一形式です。フランス語の「essai」、英語の「essay」は「試み」を意味し、モンテーニュが自身の著作にこの言葉を用いたことから、エッセイという文学ジャンルが確立されました。
日本における随筆の起源は、平安時代中期に清少納言が著した『枕草子』とされ、その後、鴨長明の『方丈記』や吉田兼好の『徒然草』などが続き、これらは「日本三大随筆」と称されています。
エッセイ記念日の意義
エッセイ記念日は、モンテーニュの誕生日を記念して制定され、エッセイという文学形式の魅力や価値を再認識する日とされています。この日をきっかけに、エッセイを読み返したり、自身でエッセイを書いてみることで、日常の出来事や自身の思索を深める機会となるでしょう。
関連情報
- エッセイとコラムの違い:エッセイは筆者の主観的な感想や思索を自由な形式で綴るのに対し、コラムは新聞や雑誌などのメディアに掲載される短い評論や論説を指します。
- エッセイの名作紹介:モンテーニュの『随想録』や、日本の『枕草子』『方丈記』『徒然草』など、古典的なエッセイ作品は時代を超えて多くの読者に愛されています。
エッセイ記念日を機に、エッセイの世界に触れてみてはいかがでしょうか。新たな発見や気づきが得られるかもしれません。
織部の日
概要
「織部の日」は、岐阜県土岐市が1988年(昭和63年)に制定した記念日 です。
この日は、1599年(慶長4年)2月28日 に、茶人・古田織部(ふるた おりべ)が、自ら焼いた茶器を用いて京都・伏見で茶会を開いたことに由来しています。
このとき使用された茶器が後に「織部焼(おりべやき)」と呼ばれるようになり、美濃地方(現在の岐阜県)で生産されていたことが昭和になってから発掘調査で確認されました。
織部焼とは?
① 織部焼の特徴
📌 大胆で独創的なデザイン
📌 緑色(銅緑釉)や黒色(黒織部)が特徴的な釉薬(うわぐすり)
📌 ひずみや歪みを意図的に取り入れた造形
📌 茶道具だけでなく、食器や装飾品としても人気
🎨 「自由な発想」と「遊び心」を取り入れた茶器として、従来の焼き物にはない個性が際立つ!
② 織部焼の誕生
📜 織部焼は、千利休の弟子であり、武将・茶人であった古田織部(1543~1615年)が考案した焼き物。
📜 それまでの「侘び寂び」を重視する茶器とは異なり、自由で斬新なデザインを取り入れた。
📜 「美濃焼」の一種として発展し、江戸時代初期に最盛期を迎える。
古田織部とは?
① 古田織部の生涯
📜 1543年:美濃国(現在の岐阜県)に生まれる。
📜 千利休に師事し、茶道を学ぶ。
📜 利休亡き後、豊臣秀吉の茶頭(茶道の指南役)を務める。
📜 織部流の茶道と焼き物のスタイルを確立。
📜 1615年、大坂夏の陣後に徳川家康の命で切腹。
💡 茶道だけでなく、焼き物の発展にも大きな影響を与えた人物!
織部の日の意義
📌 織部焼の発祥と歴史を振り返る日。
📌 美濃焼をはじめとする日本の陶芸文化の魅力を再認識する機会。
📌 茶道や焼き物に興味を持ち、伝統文化に触れるきっかけとなる。
織部の日の楽しみ方
🎨 美濃焼・織部焼を鑑賞する
- 岐阜県の陶磁器博物館や美術館を訪れて、織部焼の美しさを堪能。
- 自宅で織部焼の茶碗や皿を使って、普段の食卓を特別なものに。
🍵 茶道の体験をする
- 茶道の基本を学び、織部焼の茶碗で抹茶を点ててみる。
- 茶道の精神や歴史に触れることで、より深い理解を得られる。
🖌️ 陶芸体験をしてみる
- 織部焼の技法を学び、オリジナルの器を作るワークショップに参加。
🏯 古田織部ゆかりの地を訪れる
- 岐阜県土岐市・多治見市(美濃焼の産地)
- 京都(伏見・古田織部が茶会を開いた地)
まとめ
📌 2月28日は「織部の日」!
📌 1599年、古田織部が京都・伏見で自作の茶器を用いた茶会を開いた日。
📌 織部焼は、美濃焼の一種であり、独創的なデザインが特徴。
📌 岐阜県土岐市が1988年に記念日として制定。
📌 茶道や陶芸に興味を持ち、日本の伝統文化を再発見する機会!
この機会に、織部焼の美しさに触れたり、茶道や陶芸体験をしてみるのも素敵ですね!🍵✨
平和記念日(台湾)
概要
「平和記念日(和平紀念日 / Peace Memorial Day)」は、1947年2月28日に台湾で発生した「二・二八事件(228事件)」を追悼し、平和と人権を考えるための台湾の祝日 です。
この日は、台湾全土で公式な追悼式典が行われ、犠牲者を悼むとともに、民主主義と人権の大切さを考える日 とされています。
二・二八事件とは?
① 背景:台湾の統治問題
📜 1945年:第二次世界大戦の終結と台湾の統治移管
- 日本が戦争に敗れ、台湾は50年間の日本統治を終え、中華民国政府(国民党)の統治下に入る。
- しかし、中国本土から派遣された国民党政府(蒋介石政権)による統治は、汚職・経済混乱・弾圧が激しく、台湾住民の不満が高まっていた。
② 事件の発端(1947年2月27日)
📜 違法タバコ売りの女性と官憲の衝突
- 1947年2月27日、台北市で専売制度(国による販売独占)に違反してタバコを販売していた女性が、取締官による暴力を受ける。
- これを目撃した市民が抗議し、官憲が発砲。一般市民1名が死亡 し、民衆の怒りが爆発。
③ 2月28日の大規模デモと政府の弾圧
📜 市民の抗議活動が台湾全土に拡大
- 2月28日、台北のラジオ局を占拠した市民が、政府の不正や警察の暴力を批判し、抗議を呼びかける。
- 市民と政府軍・警察の間で衝突が発生し、混乱が広がる。
📜 3月からの大規模な武力弾圧
- 蒋介石は3月に軍を派遣し、抗議活動を武力で鎮圧。
- 数万人規模の台湾人が政府軍によって殺害・拘束され、知識人や反政府的な人物も粛清された。
- この事件は「白色テロ(政府による恐怖政治)」の始まりとも言われる。
平和記念日の制定(1995年)
📜 1995年:李登輝(当時の台湾総統)が公式謝罪
- 1947年の事件から長らく公的な議論がタブーとされていたが、台湾の民主化が進む中、李登輝総統(台湾人出身の初の総統)が政府として公式に謝罪し、犠牲者の名誉回復を約束。
📜 1997年:平和記念日が台湾の祝日に
- 1997年、台湾政府は2月28日を「平和記念日」として国民の祝日に制定。
- 事件を風化させず、台湾社会の民主化・人権意識を高める目的で記念行事が行われるようになる。
平和記念日(現在の台湾での過ごし方)
🕊 追悼式典・慰霊行事
- 台湾全土で記念式典が行われ、政府や市民団体が犠牲者を追悼。
- 台北市の「二二八和平公園」にある「二二八記念館」で特別展示や講演が行われる。
🕊 映画・ドキュメンタリーの上映
- 二・二八事件に関連する映画やドキュメンタリーが放送され、歴史教育の一環として活用される。
🕊 市民による平和行進・イベント
- 人権団体や市民グループが、民主主義や自由を守るための集会を開催。
- 「言論の自由」「歴史を忘れない」ことをテーマにした討論会も実施。
平和記念日の意義
📌 台湾の歴史における大きな悲劇を忘れないための日。
📌 権力による弾圧の恐ろしさを学び、自由・民主主義の大切さを考える機会。
📌 過去の悲劇を乗り越え、台湾社会がより平和で公正な未来を築くための記念日。
まとめ
📌 2月28日は台湾の「平和記念日」。
📌 1947年に発生した「二・二八事件」を追悼し、平和と人権を考える日。
📌 政府の武力弾圧によって数万人の台湾市民が犠牲となった。
📌 1995年に政府が公式謝罪し、1997年に正式な祝日として制定。
📌 現在は追悼式典や平和イベントが行われ、台湾社会の民主化を象徴する日となっている。
台湾にとって歴史的に重要なこの記念日を通じて、自由と人権の大切さについて改めて考えてみるのも良いですね! 🕊✨
世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)
世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)は、希少疾患や難治性疾患に関する認知度を高め、患者やその家族への支援を促進することを目的とした国際的な啓発デーです。
毎年2月の最終日に制定されており、通常は2月28日、閏年には2月29日に開催されます。
世界希少・難治性疾患の日の起源
この啓発デーは、2008年にEURORDIS(欧州希少疾患患者連盟)によって設立されました。
2月の最終日が選ばれた理由は、2月29日が「最も珍しい日」とされ、希少疾患の希少性を象徴する日として適していると考えられたためです。
初回の開催以降、世界中の多くの国々でこの日を記念したイベントや活動が行われています。
目的と活動
世界希少・難治性疾患の日の主な目的は以下のとおりです
- 認知度の向上:希少疾患や難治性疾患に関する情報を広め、一般の人々や医療従事者、政策立案者の理解を深める。
- 患者支援:患者やその家族が直面する課題やニーズを社会に伝え、支援体制の強化を促進する。
- 研究促進:これらの疾患に関する研究の重要性を訴え、研究資金の確保や新たな治療法の開発を推進する。
この日には、シンポジウム、セミナー、チャリティーイベント、メディアキャンペーンなど、多彩な活動が世界各地で展開されます。
これらの活動を通じて、希少疾患や難治性疾患に対する社会的関心を高め、患者の生活の質向上を目指しています。
日本における取り組み
日本でも、世界希少・難治性疾患の日に合わせて、患者団体や医療機関、研究者、行政機関などが連携し、啓発イベントや情報発信を行っています。
これらの活動は、希少疾患や難治性疾患に関する理解を深め、患者支援や研究の推進に寄与しています。
世界希少・難治性疾患の日を通じて、希少疾患や難治性疾患に関する認識を高め、患者やその家族への支援を強化することが期待されています。
まとめ
2月28日は、歴史・文化・健康・国際的な意義を持つ多彩な記念日がある特別な日です。
「ビスケットの日」 では日本におけるビスケットの歴史を振り返り、「平和記念日(台湾)」 では二・二八事件の犠牲者を追悼し、平和の重要性を考えます。
さらに、「世界希少・難治性疾患の日」 では、難病患者の支援と研究の推進が世界的に呼びかけられます。
この記念日をきっかけに、日々の出来事や歴史に目を向け、新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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